川崎市は2025年12月13日(土)、高津区の高津市民館で「令和7年度 かわさき子どもの権利の日のつどい」を開催します。時間は10時から15時まで、入場は無料で、講演会以外は事前申込み不要です。大ホールでは、各回定員500人の「マジックと音楽と絵本のショー」を午前11時~11時45分と午後14時30分~15時15分に実施し、子どもの権利を楽しく学べる内容とします。

同じく大ホールでは、宮崎駿さんと高畑勲さんが手がけた短編アニメーション「パンダコパンダ」を13時~13時40分に上映し、こちらも定員500人、無料で観覧できます。大会議室では10時~15時に「出張!ミニ子ども夢パーク」を開き、工作や昔遊びを体験できます。市民ギャラリーでは、市内小中学生による人権ポスター約40点の展示や、川崎市子どもの権利条例の解説パネル展示を行います。

和室では、子どもの権利条約を題材にしたかるた体験や関連書籍の展示を10時~15時に実施し、子ども向けにわかりやすく国際条約の内容に触れられる機会を設けます。また、第4会議室では12時~13時30分に、暴力防止教育「CAP(Child Assault Prevention)プログラム」のワークショップを開催し、子どもがいじめや虐待などから自分を守る力を養う手法を紹介します。

視聴覚室での講演会「もう不登校で悩まない!おはなしワクチン」は10時~12時に行われ、事前申込み制で、不登校の基礎知識や子どもへの接し方を学びます。会場全体ではクイズラリーも実施し、参加者先着100人に子どもの権利オリジナルグッズセットを配布する予定です。川崎市は2001年に全国初となる「川崎市子どもの権利に関する条例」を制定しており、11月20日の「かわさき子どもの権利の日」を中心に約2か月間、関連事業を展開してきました。

今回のイベントは、その中核として子どもと保護者が身近な娯楽や体験を通じて人権意識を高めることを狙ったものです。主催は川崎市と川崎市教育委員会で、PTAや青少年育成団体などで構成する実行委員会が運営します。市は、参加者の反応やアンケート結果などを踏まえ、今後も不登校支援や暴力防止教育を含めた子どもの権利施策を継続的に見直し、地域全体で子どもを守る体制づくりを進めるとみられます。

【イベント情報】

令和7年度 かわさき子どもの権利の日のつどい

会場:高津市民館(神奈川県川崎市高津区溝口1-4-1 ノクティ2 11・12階)

日時:2025年12月13日(土)10:00~15:00

定休日・営業時間:イベント当日のみ(施設は通常開館)

source: PR TIMES

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